2008-06-06(Fri)
『ef - the latter tale. 』感想
ブログ上部に書いているように、私は「もしも明日が晴れならば」という作品がとても好きです。
そんな私が「ef - the latter tale.」をプレイしたということは、必然だったような気がします、大袈裟ですけどね(笑
えぇ、もしらばが好きですとも。
まぁ、そんな感じのノリの感想です。(ef自体の感想自体にはあまり関係ありません)
愚痴る面も多々あるかもしれませんが、それはたぶん好きだからなので気にしないでください。
当然ネタばれです。
efの構成の関係上、ストーリーは第四章しか触れてません。
では
↓
そんな私が「ef - the latter tale.」をプレイしたということは、必然だったような気がします、大袈裟ですけどね(笑
えぇ、もしらばが好きですとも。
まぁ、そんな感じのノリの感想です。(ef自体の感想自体にはあまり関係ありません)
愚痴る面も多々あるかもしれませんが、それはたぶん好きだからなので気にしないでください。
当然ネタばれです。
efの構成の関係上、ストーリーは第四章しか触れてません。
では
↓
私としては、期待していたよりおもしろかったです。
まぁ、第一章と第二章が壮大な前フリだったわけですが、無駄ではなかったと思いますし、むしろ分割にしてよかったのではないかと思います。(期間が空き過ぎな感は否めませんが)
efが全編を通して描いたことは人と人の繋がりだと思います。
夕が優子と幼い頃に出逢っていたから、優子がミキに出逢っていたから、
ミズキが蓮治の叔母に引き取られたから、
優子が紘たちの前に姿を現し、ミズキが彼らと過ごしていたから、
蓮治と夕が出逢ったから始まり、終わる物語です。
efのキャッチコピーである「おとぎ話はひとつじゃない。」ですが、「おとぎ話はひとつ(一人)では生まれない」とか「それぞれに物語がある」ということなのですかね。
私としては第三章が好きだったりします。
この章が前半と後半の章の繋ぎ役だと思います、重要なところの語りはだいたい四章で出てくるのですがね。
「千尋が忘れてしまうなら、僕がそれを形にすればいいんだって」
「そうやって、彼女にとって大切なことを、僕が残してやればいいんだ」
「父さんと母さんにも、千尋のことを説明した」
「自分の力だけでなんとかしようなんて、うぬぼれる必要はないからね」
(第四章、海辺での蓮治とミズキの会話より)
記憶が消えてしまう千尋にとって日記という記録はとても大切なものです。
昨日の自分と今日の自分、今日の自分と明日の自分を繋ぐ物であり、今の自分というものを成している大きな存在と言っても過言ではなかったと思います。
しかし、蓮治と再び分かり合えた後、彼女はお礼としてその手帳をミズキにあげてしまいます。
それは、蓮治が半年前のことを小説にしたから、、、、、少し違うと思います、蓮治が傍にいてくれるからではないでしょうか。
自分の記憶が失われたとしても、その記憶を共有してくれている人がいる。
だからではないでしょうか、そういう想いを受け取ったからだと思います。
記憶を13時間で失われてしまう千尋はひとと同じペースで歩むことはできません。
けれども、それは世界に一人ぼっちだということで決してありません。
彼女が誰かと関り続ける限り、誰かが経験と記憶を共有し、彼女もまた、誰かと、世界と繋がっている。
「自分の記憶には残らないけれど、誰かの記憶には残るんですね」
(前日、駅での千尋とミズキの会話より)
そして、人と人、人と世界が繋がっているのなら、お互いに何かしらの影響を与えます。
「ミズキちゃんがいなかったら、今の私と蓮治くんはいなかったわけですから」
(千尋がミズキに手帳を手渡すシーンより)
これらのことはefが全編を通して描いたことです。
後半の章に限ったことではありません。
けれども蓮治と千尋の物語があったから素直に受け止めることができることでは とも思います。
なので、私は第三章が重要な役割を果たしているのではないかと思うのです。
だから、どうしても同意してしまうのです。
千尋「・・・・・・やっぱり繋がっていたいのですかね」
ミズキ「人と人が?」
千尋「世界と」
千尋先輩の口から出ると、どんな言葉もすごい意味を持っているように思える。
(駅でのミズキ、千尋、蓮治の会話より)
景、蓮治、千尋は、efという作品の中で最も成長したキャラクターだと思います。
人気では夕に持っていかれてしまいそうですが、蓮治が男性キャラクターでは一番好印象でした。
彼は素直なところが良いですね、真っ直ぐなところが。
カップルでもやっぱり蓮治と千尋が一番好きです。
幸せになって欲しいと思える二人でしたね、ゲームですけど(笑
第四章は、まとめの章でした。
これまでの章は、この章のためにあったのしょう。
「わたしはこの世界で最後まで戦おうと決めたんです!」
「ある人は、夢を叶え続けるために――大切なものを守るために、困難な道を選び取る大切さを教えてくれました」
「ある人は、傷ついても再び立ち上がる勇気を教えてくれました」
「あいつも、どうしようもないと誰もが諦めるような状況かわ、一筋の希望を掴みとったんです」
「・・・・・・わたしの中にも、その想いひとつひとつが生きています」
「正しさと愚かさ、強さと弱さ、夢と現実――そういうのは多分、羽のようなものなんです」
「人が・・・・・・ひとりの力で出来ることには限りがあります」
「でも、わたしはそれでよかったと思います」
「この不完全な世界に生まれてきてよかったって、心の底から」
「だって、ひとりじゃ寂しいからこそ、人は誰かを求めることが出来るんです」
(ミズキと夕の会話より)
中略しているのに、長い文章ですね、長い、ほんと長い台詞。
人はときに誰かを傷つけて、人はときに誰かを勇気づけて、それは本人の知らないところでも起きている。そうやって誰かと関わりながら生きている。
efがそれまでに描いてきたことがここで集約されるのだと思います。
久瀬とミズキのシーンってありきたりではありますが、好きです。
でもそれって、ちゃんとそれまでの章で描けていることがあるからなんですよね。
それまでの章があるからこの章があって、それまでに出逢った人がいるから今の"ミズキ"がある。
久瀬が蓮治に答えた言葉が千尋へと伝えられ、そしてミズキを経て久瀬に還ってくる。
そこがよかったです。
最後は夕と優子。
明良と夕の対比は良かったのですが、正直なところ、優子の過去についてはあざとさを感じて冷めてしまったところもありました。
彼女の生涯というのは評価の分かれるところだと思います。
バランス的に危ういんですよね、不幸の羅列になりかねないと思います。
夕が優子を失って、立ち直って再び出逢うまでが物足りないと感じ面もあります。
それでも良作と感じることができたのは、教会でのシーンがあったからでしょうね。
「愛している」と言った夕に、「愛してた、でしょ」と返すシーンがよかったです。
過去と未来、優子と夕が背中合わせに立っている絵はそういうことなのでしょうね。
エンディングムービーの別れのシーンでの映像と音の合わせ方が良かったです、やられました。
間奏での優子の台詞の台詞の合わせ方が好いです。
音楽の途中に台詞を入れられるのは好きじゃないのですが、タイミングとか音量具合とか良かったです。
Two becomes one, and it through all eterniy.
歌のテーマはどれも一貫しているので、efの主題はそういうことなのでしょう。
EDムービーで夕が受け取った一枚の羽に繋がるところでもありますしね。
ストーリーやテーマは珍しいものではありませんでしたが、構成や演出が良かったと思います。
複数主人公にすることでそれぞれの物語を描いて、それを繋げていくというがよかったです。
ラストが夕と優子の話だったことや歌のこともあって清清しい終わり方でした。
演出が良いと書きましたが、efのような演出って、限界がきみえているような気もします。
映像と音、台詞の親和性を高めようとすると自動にするしかないと思うんですよねぇ。
音楽が良い分、場面が変わる度に音楽が途中でぶっつりと切れてしまうと違和感を感じますし。
なので、初回起動時の強制自動読みには賛成なのですが、だったらここもそうしてくれよみたいな場面があったりします。(教会の交差点でのミズキと夕の会話のシーンとかetc.
でもそうやっていくとアニメなんですよねぇ、そういう意味で限界があるのではないかと思います。
ちゃんと主人公が描けているからこそ効果的だったのですが、普通のエロゲーと違って、退いた画面構成というか主人公も画面の中に入っているのもよかったですね。
逆にあれだけ凝っているのに、一般的なエロゲーのような一枚絵の神絵(映える画)がなかったような気がするのは残念でした。(寄った画が少ないからではないかと思います)
原画というか絵についてですが、七尾さん頑張ってましたね。
たいして興味のない方でしたが、見直したかも。
表情差分が良かったです、優子。
ただ、まぁ、七尾さんじゃなかったら(良かった)なぁと思うようなシーンもありました。
これはテキストとか演出がよかったからで、普通はスルーできるのですがね。
がろあさんの絵も良いですし、水準は高いと思います。
テキストについては三章が好きですね、あの淡々とした文章が好きです。
正直、音、文章だけで進めたいと思ったことがなきにしもあらずでした。
好みの問題ですが、三章の千尋と四章の始めのミズキの語りとか独白は朗読のように台詞を言っていただけたらなぁと思いました。
声に関して気になったのは上記ことくらいだったかと思います。
アニメで蓮治の声を初めて聴いたときは違和感がありましたが、終わってみると良かったですね。
声も水準高いと思います。
ムービーには完全にミスリードさせられてしまいましたねぇ。
未来=ミズキとはねぇ、逆にミズキという名前になった理由も気になりますが、ミズキはミズキとして生きるようなので、いいでしょう。
ラストのキャラクターデザインが杉山延寛さんなことには思うところがありますが、シャフトなので仕方がないですかね。(どうしても挿入されたムービーを見るとね)
音羽という街の舞台装置にはやられましたねぇ。
ずっと引っ掛っていたのですが、そうくるかいっ という感じでした。
う〜ん、やられた。
感想はこれくらいでしょうか、自分としては今のところ今年一番です。
まぁ、first taleがあってのところもありますから評価としは難しい気もします。
どうでもいいことですが、久瀬が修一って呼ばれてない気がします。
ミズキに修一って呼んで久瀬をからかって欲しかったかもとか思います。
終わってみると、みやこと紘と京介が空気な気がするのはスルーしましょう、latter taleが良かっただけです、はい。
それではこの辺で。
ムービーに関しては下の方にあるコメントのところで少し触れてます。
以下efとはあまり関係ないところ(他の作品のネタばれ含む???)
戯言です。
以前の記事でも書いたことですが、シナリオ重視と呼ばれるゲームのテーマは共通していることが多い気がしますね。
もしらばをやってなければ夕と優子の物語はもう少し楽しめた気がしますし。
千尋と蓮治で描かれていることとか人と人の繋がりとか生きる強さはnarucissu及びside2ndとか智代アフターとかでも描かれていることですしね。(詳しくはnarucissuの感想を)
narucissuで登場人物とプレイヤーの距離感のことを書きましたが、efは退いた画を使うことでプレイヤー=主人公ではなく、ワンテンポおいた形になったことが、よかったのではないかと思います。
だからどうというわけではなくて只自分はそう思うというだけのことです。
もしらばも見直されないかなぁ、あれって純愛はテーマじゃないと思うんだけどなぁ。
テーマって直訳で主題ですからねぇ、主題ではないと思うんですがねぇ。
「この世界は想像以上に最悪で――」
「思ったよりは最高だ」
と言ったあるヴァイオリニストの姿が、
「この、くそったれな世界に、精一杯の愛をこめて」
と歌った青年に重なってみえたのは自分だけでしょうか?
シナリオゲーと呼ばれる作品の内の多くの作品のテーマって、実はほとんど完成されているというか、本当は当たり前のことのような気がしますねぇ。
ともあれ、efの良さっていうのは物語を多層構造にしたことで、色々なものをを繋いで、まとめることができたところですよねぇ、自分的今年初の素直に良作と言える作品でした。
ではでは〜
まぁ、第一章と第二章が壮大な前フリだったわけですが、無駄ではなかったと思いますし、むしろ分割にしてよかったのではないかと思います。(期間が空き過ぎな感は否めませんが)
efが全編を通して描いたことは人と人の繋がりだと思います。
夕が優子と幼い頃に出逢っていたから、優子がミキに出逢っていたから、
ミズキが蓮治の叔母に引き取られたから、
優子が紘たちの前に姿を現し、ミズキが彼らと過ごしていたから、
蓮治と夕が出逢ったから始まり、終わる物語です。
efのキャッチコピーである「おとぎ話はひとつじゃない。」ですが、「おとぎ話はひとつ(一人)では生まれない」とか「それぞれに物語がある」ということなのですかね。
私としては第三章が好きだったりします。
この章が前半と後半の章の繋ぎ役だと思います、重要なところの語りはだいたい四章で出てくるのですがね。
「千尋が忘れてしまうなら、僕がそれを形にすればいいんだって」
「そうやって、彼女にとって大切なことを、僕が残してやればいいんだ」
「父さんと母さんにも、千尋のことを説明した」
「自分の力だけでなんとかしようなんて、うぬぼれる必要はないからね」
(第四章、海辺での蓮治とミズキの会話より)
記憶が消えてしまう千尋にとって日記という記録はとても大切なものです。
昨日の自分と今日の自分、今日の自分と明日の自分を繋ぐ物であり、今の自分というものを成している大きな存在と言っても過言ではなかったと思います。
しかし、蓮治と再び分かり合えた後、彼女はお礼としてその手帳をミズキにあげてしまいます。
それは、蓮治が半年前のことを小説にしたから、、、、、少し違うと思います、蓮治が傍にいてくれるからではないでしょうか。
自分の記憶が失われたとしても、その記憶を共有してくれている人がいる。
だからではないでしょうか、そういう想いを受け取ったからだと思います。
記憶を13時間で失われてしまう千尋はひとと同じペースで歩むことはできません。
けれども、それは世界に一人ぼっちだということで決してありません。
彼女が誰かと関り続ける限り、誰かが経験と記憶を共有し、彼女もまた、誰かと、世界と繋がっている。
「自分の記憶には残らないけれど、誰かの記憶には残るんですね」
(前日、駅での千尋とミズキの会話より)
そして、人と人、人と世界が繋がっているのなら、お互いに何かしらの影響を与えます。
「ミズキちゃんがいなかったら、今の私と蓮治くんはいなかったわけですから」
(千尋がミズキに手帳を手渡すシーンより)
これらのことはefが全編を通して描いたことです。
後半の章に限ったことではありません。
けれども蓮治と千尋の物語があったから素直に受け止めることができることでは とも思います。
なので、私は第三章が重要な役割を果たしているのではないかと思うのです。
だから、どうしても同意してしまうのです。
千尋「・・・・・・やっぱり繋がっていたいのですかね」
ミズキ「人と人が?」
千尋「世界と」
千尋先輩の口から出ると、どんな言葉もすごい意味を持っているように思える。
(駅でのミズキ、千尋、蓮治の会話より)
景、蓮治、千尋は、efという作品の中で最も成長したキャラクターだと思います。
人気では夕に持っていかれてしまいそうですが、蓮治が男性キャラクターでは一番好印象でした。
彼は素直なところが良いですね、真っ直ぐなところが。
カップルでもやっぱり蓮治と千尋が一番好きです。
幸せになって欲しいと思える二人でしたね、ゲームですけど(笑
第四章は、まとめの章でした。
これまでの章は、この章のためにあったのしょう。
「わたしはこの世界で最後まで戦おうと決めたんです!」
「ある人は、夢を叶え続けるために――大切なものを守るために、困難な道を選び取る大切さを教えてくれました」
「ある人は、傷ついても再び立ち上がる勇気を教えてくれました」
「あいつも、どうしようもないと誰もが諦めるような状況かわ、一筋の希望を掴みとったんです」
「・・・・・・わたしの中にも、その想いひとつひとつが生きています」
「正しさと愚かさ、強さと弱さ、夢と現実――そういうのは多分、羽のようなものなんです」
「人が・・・・・・ひとりの力で出来ることには限りがあります」
「でも、わたしはそれでよかったと思います」
「この不完全な世界に生まれてきてよかったって、心の底から」
「だって、ひとりじゃ寂しいからこそ、人は誰かを求めることが出来るんです」
(ミズキと夕の会話より)
中略しているのに、長い文章ですね、長い、ほんと長い台詞。
人はときに誰かを傷つけて、人はときに誰かを勇気づけて、それは本人の知らないところでも起きている。そうやって誰かと関わりながら生きている。
efがそれまでに描いてきたことがここで集約されるのだと思います。
久瀬とミズキのシーンってありきたりではありますが、好きです。
でもそれって、ちゃんとそれまでの章で描けていることがあるからなんですよね。
それまでの章があるからこの章があって、それまでに出逢った人がいるから今の"ミズキ"がある。
久瀬が蓮治に答えた言葉が千尋へと伝えられ、そしてミズキを経て久瀬に還ってくる。
そこがよかったです。
最後は夕と優子。
明良と夕の対比は良かったのですが、正直なところ、優子の過去についてはあざとさを感じて冷めてしまったところもありました。
彼女の生涯というのは評価の分かれるところだと思います。
バランス的に危ういんですよね、不幸の羅列になりかねないと思います。
夕が優子を失って、立ち直って再び出逢うまでが物足りないと感じ面もあります。
それでも良作と感じることができたのは、教会でのシーンがあったからでしょうね。
「愛している」と言った夕に、「愛してた、でしょ」と返すシーンがよかったです。
過去と未来、優子と夕が背中合わせに立っている絵はそういうことなのでしょうね。
エンディングムービーの別れのシーンでの映像と音の合わせ方が良かったです、やられました。
間奏での優子の台詞の台詞の合わせ方が好いです。
音楽の途中に台詞を入れられるのは好きじゃないのですが、タイミングとか音量具合とか良かったです。
Two becomes one, and it through all eterniy.
歌のテーマはどれも一貫しているので、efの主題はそういうことなのでしょう。
EDムービーで夕が受け取った一枚の羽に繋がるところでもありますしね。
ストーリーやテーマは珍しいものではありませんでしたが、構成や演出が良かったと思います。
複数主人公にすることでそれぞれの物語を描いて、それを繋げていくというがよかったです。
ラストが夕と優子の話だったことや歌のこともあって清清しい終わり方でした。
演出が良いと書きましたが、efのような演出って、限界がきみえているような気もします。
映像と音、台詞の親和性を高めようとすると自動にするしかないと思うんですよねぇ。
音楽が良い分、場面が変わる度に音楽が途中でぶっつりと切れてしまうと違和感を感じますし。
なので、初回起動時の強制自動読みには賛成なのですが、だったらここもそうしてくれよみたいな場面があったりします。(教会の交差点でのミズキと夕の会話のシーンとかetc.
でもそうやっていくとアニメなんですよねぇ、そういう意味で限界があるのではないかと思います。
ちゃんと主人公が描けているからこそ効果的だったのですが、普通のエロゲーと違って、退いた画面構成というか主人公も画面の中に入っているのもよかったですね。
逆にあれだけ凝っているのに、一般的なエロゲーのような一枚絵の神絵(映える画)がなかったような気がするのは残念でした。(寄った画が少ないからではないかと思います)
原画というか絵についてですが、七尾さん頑張ってましたね。
たいして興味のない方でしたが、見直したかも。
表情差分が良かったです、優子。
ただ、まぁ、七尾さんじゃなかったら(良かった)なぁと思うようなシーンもありました。
これはテキストとか演出がよかったからで、普通はスルーできるのですがね。
がろあさんの絵も良いですし、水準は高いと思います。
テキストについては三章が好きですね、あの淡々とした文章が好きです。
正直、音、文章だけで進めたいと思ったことがなきにしもあらずでした。
好みの問題ですが、三章の千尋と四章の始めのミズキの語りとか独白は朗読のように台詞を言っていただけたらなぁと思いました。
声に関して気になったのは上記ことくらいだったかと思います。
アニメで蓮治の声を初めて聴いたときは違和感がありましたが、終わってみると良かったですね。
声も水準高いと思います。
ムービーには完全にミスリードさせられてしまいましたねぇ。
未来=ミズキとはねぇ、逆にミズキという名前になった理由も気になりますが、ミズキはミズキとして生きるようなので、いいでしょう。
ラストのキャラクターデザインが杉山延寛さんなことには思うところがありますが、シャフトなので仕方がないですかね。(どうしても挿入されたムービーを見るとね)
音羽という街の舞台装置にはやられましたねぇ。
ずっと引っ掛っていたのですが、そうくるかいっ という感じでした。
う〜ん、やられた。
感想はこれくらいでしょうか、自分としては今のところ今年一番です。
まぁ、first taleがあってのところもありますから評価としは難しい気もします。
どうでもいいことですが、久瀬が修一って呼ばれてない気がします。
ミズキに修一って呼んで久瀬をからかって欲しかったかもとか思います。
終わってみると、みやこと紘と京介が空気な気がするのはスルーしましょう、latter taleが良かっただけです、はい。
それではこの辺で。
ムービーに関しては下の方にあるコメントのところで少し触れてます。
以下efとはあまり関係ないところ(他の作品のネタばれ含む???)
戯言です。
以前の記事でも書いたことですが、シナリオ重視と呼ばれるゲームのテーマは共通していることが多い気がしますね。
もしらばをやってなければ夕と優子の物語はもう少し楽しめた気がしますし。
千尋と蓮治で描かれていることとか人と人の繋がりとか生きる強さはnarucissu及びside2ndとか智代アフターとかでも描かれていることですしね。(詳しくはnarucissuの感想を)
narucissuで登場人物とプレイヤーの距離感のことを書きましたが、efは退いた画を使うことでプレイヤー=主人公ではなく、ワンテンポおいた形になったことが、よかったのではないかと思います。
だからどうというわけではなくて只自分はそう思うというだけのことです。
もしらばも見直されないかなぁ、あれって純愛はテーマじゃないと思うんだけどなぁ。
テーマって直訳で主題ですからねぇ、主題ではないと思うんですがねぇ。
「この世界は想像以上に最悪で――」
「思ったよりは最高だ」
と言ったあるヴァイオリニストの姿が、
「この、くそったれな世界に、精一杯の愛をこめて」
と歌った青年に重なってみえたのは自分だけでしょうか?
シナリオゲーと呼ばれる作品の内の多くの作品のテーマって、実はほとんど完成されているというか、本当は当たり前のことのような気がしますねぇ。
ともあれ、efの良さっていうのは物語を多層構造にしたことで、色々なものをを繋いで、まとめることができたところですよねぇ、自分的今年初の素直に良作と言える作品でした。
ではでは〜


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